屋上緑化を上手に導入して快適な暮らしを手に入れましょう

屋上緑化最大のメリットは省エネです

屋上緑化のメリットとして、景観の向上や二酸化炭素の増加防止、癒しの空間の形成など、さまざまな点があげられますが、その中でも最も注目されているのは省エネ効果です。直接太陽光に照らされる住宅やビルなどの屋根材は、夏場になると60度を超える高温になりますが、屋上緑化を行った屋根材は30度前後を保ちます。特に屋上緑化を行った直下の階層では、夏場でも室内温度の上昇が緩やかで、緑化植物がいわば外張りの断熱材の役割を担ってくれることが、実証実験によって証明されています。

屋上緑化導入の際の注意点

屋上緑化導入の際には、いくつか注意点があります。まず、建物構造上どんなものでも導入が可能というわけではなく、荷重や設置方法等の制約によっては、たとえ軽量土壌を使用しても導入できないケースもあります。また、屋根材との間の防水層の適正な選択も大きなポイントになります。植物は意外と丈夫ですから、防水層や防根シートが不十分だと、それらを突き抜けてかえって屋根材を痛めてしまったり、雨漏りなどのトラブルの遠因になる可能性もあります。いずれも、専門業者に相談したうえで検討を進めましょう。

こんな点もおさえておきましょう

導入の際に意外と後回しになりがちなのが、「どんな植物を植えるのか」「管理はどの程度必要か」といった、植栽管理の計画です。たとえば成長の早い高木は、荷重などの点からも屋上緑化には向きません。また、広葉樹の場合は、秋に落葉しますので、落ち葉が雨どいなどにたまって詰まってしまい、排水不良になるなどのトラブルも想定されます。日当たりが良い分、散水などのメンテナンス面での工夫も必要になります。いずれも、実際に緑化した後には簡単には変更できない部分ですので、慎重に検討を重ねましょう。

屋上緑化のデメリットとして、植物の維持管理や排水・防水の処理などに関するコストの問題が挙げられます。